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カッコーの巣の上で(1975年)

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あらすじ的な:刑務所での強制労働から逃れる為、精神異常を装って精神病院に入った主人公が患者たちの人間性を抑圧する病院のやり方に反抗し、皆で協力して自由を得ようとする話。患者を無力化させる電気ショック療法やロボトミー含め、今では考えられない精神病患者への非人道的な扱いがとても痛々しい作品です。

簡単な解説:1962年に発表されたケン・キージーのベストセラー小説の映画化。監督はモーツァルトの一生を描いた「アマデウス」で有名なミロス・フォアマン。主演はジャック・ニコルソン。1960年代後半~70年代にかけてアメリカで製作された、抑圧された世界での人間の心情を描いた「アメリカン・ニューシネマ」というジャンルの代表作の一つ。



2時間以上ある映画でしたが、始終目が離せない良作でした。トランプ以外の娯楽を奪われ、グループセラピー中に婦長に「多数決で多かったらテレビを見てもいい」と言われたのにも関わらず、いざセラピー内での多数決に勝ったら「この病院の患者の半数以上になってない」という理由を後付けされて却下されたり。分かりやすく人間としての喜びを奪われている様はとても痛々しかったです。



続きより原作者のケン・キージーや当時の時代背景について色々と。


原作小説を書いたケン・キージーってどんな人?

1964年にバスでヒッピー集団を引き連れ、全米にLSDを広めるツアーをしてた人。
様々なミュージシャンに多大な影響を与えたLSD製造の王様、オーズリー・スタンレーが作った最高級のLSDと最高のオーディオ機器と強力な照明機材を積み込んで、アメリカ中の若者に精神の開放を訴えるのが目的。
1966年、サンフランシスコで「トリップス・フェスティバル」を開催。入場者にLSDを配り、ジミ・ヘンドリクスグレイトフル・デッドなどが即興音楽を演奏し、アンディ・ウォーホルなどのアンダーグラウンド映画を放映したこのフェスはその後発展するサイケデリック・ロックの始祖となった。


え、LSD!?なに?ヤクをタダで配ってたの!?ヤクキメフェス、ダメ。ゼッタイ!!└(՞ةڼ◔)」


そもそもヒッピーって何モンだよ?と調べたところ、

ヒッピー(英: Hippie)とは、伝統・制度などの既成の価値観に縛られた人間生活を否定することを信条とし、また、文明以前の野生生活への回帰を提唱する人々の総称。
「正義なきベトナム戦争」への反対運動を発端に、徴兵や派兵に反発した若者の間で生まれたムーブメントで、のちに世界中に広まった。彼らの多くは、自然と愛と平和とセックスと自由を愛していると主張した。彼らは、理性の尊重よりも感性の解放を求め、音楽、ドラッグ、東洋の神秘主義思想などによる意識の拡大化と変革を志向した。ちなみに薬物を使ったのは高揚や覚醒、悟りが目的だそうです。


悟りはイイけど、ラリっちゃうのはアカンでしょ!今では考えられない発想、運動です。
そらそうだよなぁ。私的昔の頭堅いキリスト教徒のイメージって、生まれた瞬間若しくは洗礼を受けた瞬間に罪を背負い、キリスト教的善き行いをし、死に、最終審判に備えるみたいなイメージだもんな~。(ディスってるワケではなく、単に私が無知なだけです。すいません、後で勉強します。)
紀元前に侵略含め、移住し続けていた民族の統率を取る意味ではアブラハムの宗教はとても優秀なものだと思いますが、科学が発達し、個人の思想が尊重される時代に生まれた人々にとってはタダのファンタジー小説でしかないのかも。



このような時代背景があったからこそ「アメリカン・ニューシネマ」が流行ったのでしょうね。ベトナム戦争の終結と共に、ヒッピーやアメリカン・ニューシネマも衰退していったようです。

参考文献:Wikipedia

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