最近何のゲームしてたっけと自分の行動を振り返ってみると、どうぶつの森とNoitaをやりつつ、たまにニーアのトロコン作業かETS2でトラックの運ちゃんやってるっていうルーチンなんですよね。
まだまだ積んでるゲームあるのに!たまには違うゲームもやりなさいよ!!Sims3とか!!
さて、溜まった下書きも放出しなきゃと思ってるんですが、今回は熱が冷めないうちに最近全メインエンディングをクリアした「ニーア オートマタ」の感想について書きたいと思います。
いや~正直自分的にはめっちゃ良かったです!!もっと早くプレイすりゃ良かった!パンツ目的のオタクがわいてるな~と躊躇ってる場合じゃなかった!w
ドラッグオンドラグーン(以下DOD)シリーズは前作のレプリカントからプレイしているのですが、ストーリーも前作よりずっと分かりやすくより鮮明に記憶に焼き付く話が多かったし、キャラクターも操作しやすくモーションもスピードと爽快感があって気持ち良かったです!BGMや世界観も最高!
アクションゲーではあるけれど、今作では9S操作時のハッキングもといシューティングパートが活躍する場面がかなり多いです。下手したら3分の2以上あるんじゃないかな~。私自身シューティング系ゲームはやった事がないので最初は戸惑いましたが、コツを掴んでしまえばスムーズに進めることが出来ました。
全メインエンディングクリアまで結構寄り道をしたツモリだったのですが、プレイ時間は60~70時間くらいと意外とあっという間でした。強いて悪いとこを挙げるとしたら、動作が重いこと(主にムービー)ですかね。PS4版は分かりませんがPC版はムービーが30FPSに制限されてるらしく、動作を軽くするMODなんかも出てました。
続きよりネタバレ込みの感想です。見たくない人は注意して下さい。
今回のオートマタはレプリカントから更に約5000年後の世界で、人類は地球を捨てて月に移住し、荒廃した地上では異星人軍の機械生命体と人類軍のアンドロイドが代理戦争をやっている…という設定で、前作より非常に分かりやすいです!
廃墟好きにはたまらない世界観!!
前作との関わりがほぼ無いので予備知識なくてもとても楽しい感じに遊べますが、至るところに「ゲシュタルト計画」の資料が落ちていたり、前作から存在しているキャラクターも居るので、調べるともっと深く楽しめるかも。
廃墟の遊園地はまだ電気系統は生きているし他の場所と比べたら全然崩壊も少なく手入れが行き届いている様子。ブリキのロボもとい機械生命体が四六時中踊って歌ってるのでとても賑やか!
人っ子一人居ない静かな世界で、遠くから聞こえる遊園地の花火の音はなかなかに怖いですw
BGMよし、雰囲気よし。そして忘れちゃいけないのがストーリーの内容。
オートマタは周回前提のストーリー構成となってます。一周目は2B視点、二周目は9S視点。9Sはハッキングを得意とする個体なので、物語は今まで感じることが出来なかった機械生命体の心情も描写されるようになっていきます。見えないものが見えるようになり、パズルのピースが合わさるように全ての話や各キャラクターの事情が繋がり絡み合っていく様はとても気持ちのいいものでした!
だけど基本DODシリーズは鬱・狂気・胸糞展開が多いので、真実が明らかになるにつれプレイヤーがどんどんつらくなっていくんだよねw
「ブリキロボ」という形容が相応しい機械生命体たち。
あんまり知能なさそう…と思いきや、物凄く頭が良く感情も豊かで、哲学を興じたり恋をしたり忠誠心を抱いたり何かを信じたり…。下手したら感情の起伏が殆どないアンドロイドより人間に近いんじゃ?と錯覚するほど、まるで人間みたいなのです。
このイベント、すごく好き!w
主人公が到着すると共に教祖様と崇められているロボの頭がポロッと転がり落ち、静けさを割るように周囲の信者ロボが「教祖様はカミになった!」と発狂しまくるシーン。
主人公の2Bと友好関係の機械生命体パスカルを巻き込んで「皆で死んで、カミになる!!」と誰彼構わず殺し合いを始めるのです。
溶鉱炉めがけて「バイバイ!」と躊躇いもなく集団自殺をするロボたち。ひええ…狂っとる!
友好関係にある機械生命体の子供たちを敵から守ろうと必死に戦ってたのに、戻ってみたらかくまってる間に恐怖で自殺してたっていう話も「ウソだろオイ!」ってなりましたね。
皮肉なことに親が感情について教えてしまったが故に「恐怖」という感情で自殺してしまったのです。なんでやねん…。
まあこんな感じで狂気や鬱に満ち溢れた話ばかりなので、ある意味人を選ぶ話かもしれません。バッドエンドや鬱・狂気に満ち溢れた話が好きな人にはとても向いてると思います!
今作の核心やオチについては触れないでおきますが、前作同様基本救いようのない話じゃんこれ…って感じでした。
ただ、一応救済措置が用意されてるし最後は壮大なBGMと共に他のプレイヤーが助けてくれて~って流れなので、なかなかにイイハナシダナーって感じでした。
今作も前作と同じく、セーブデータ全消しされるENDがあるそうです。(トロコン終わってないのでそっちはまだ見てないです)
あと、前作に登場したキャラが出てきてくれるのは嬉しいですね。
レプリカントでパーティーメンバーだったエミールと、同じくパーティーメンバーだったカイネが好きだった花、月の涙が一面に咲いている場所。
レプリカントたちの管理を任されていたデボル・ポポル型のアンドロイドも出てきました!
ラスダンでは主人公の妹ヨナがよく通っていた村の図書館の姿が。うっ…懐かしい!(´;ω;`)
最後は神の存在についての話になるので少し哲学っぽいかも。
アンドロイドにとっての創造主である人間と機械生命体にとっての創造主であるエイリアンが不在であることから、それらの存在に疑問と戸惑いを感じる彼らの姿がとても良く描かれてると思います。
あと目立つ点と言えば全部の武器に物語設定があったり、ボス級モンスターの名前が大体哲学者の名前だったりと、全体的に厨二臭さがあるところかな。このへんも好み別れるんでしょうが。
個人的にバッドエンドや救いようのない話は大好きだし、宗教だの哲学だの精神世界だのサブカル臭漂うものも好きなので、今作はお腹いっぱい!ってくらいに大満足でした!